
根本硝子工芸 代表
二代目 根本達也
至高グラヴィール
切子技術の中でも特に西洋からの影響が大きい「グラヴィール」は、小型の研ぎ石を使い硝子の表面を薄く削りながら紋様や絵を入れる高難易度の技法。達也氏は、この技法ならではの細やかな線から羽を、花を削り、和の美しさを浮き上がらせる。
源泉のヨーロッパやボヘミアが「現代の名工」の名を現世のグラヴィール職人に与え活動を称える中、達也氏は日本が誇る江戸切子の伝統工芸士として、この技術の最先端を行き、産み出された作品は世界を虜にする輝きを纏う。
GRAVURE SUPREMACY

孔雀文 大鉢
紹介
二代目・代表を務める根本達也。初代幸雄の作品制作を支えながら、日本が誇る最高級のクリスタルガラスを生産する「カガミクリスタル」との協業を重ね、幾多の名作を世に送り出した。皇室にも献上される作品郡は和の美学を象徴し、氏の長年に渡る邁進は根本硝子工芸社、そして切子文化に貢献し多くの功績を残し続けている。
江戸切子協同組合副理事長。伝統的工芸品産業振興協会会長認定伝統工芸士、東京都伝統工芸士、江東区優秀技能者。

今上天皇陛下即位記念 献上品 彩鳳舞丹霄 飾皿
INTRODUCTION
融和
空間
溶け込みながも個性を失わず、不動の威厳を保ち続ける、絶対的空間美。
過去、現在、未来
今日は二度とやってこない。何者よりも日々の美しさを照らし伝える切子。貴方が生きる世界の煌きを映し、過去と現在を光に宿し、その先にある未来を照らし出す。
HARMONY

覚悟
一切の妥協なく、常により優れた作品作りを掲げる根本硝子工芸の伝統は、そのこだわりは素材や工程だけに留まらない。先代を、そして歴史を塗り替えるような「極み」への覚悟は作品から、そして彼の生き方から垣間見ることができる。
限られた面積に表現を尽くし、仕上げの酸磨きは勿論、氏が満足するまで手磨きが繰り返される。
そうしてまで魅せようとする美への追求に光は応え、一筋の願いを百年、その先まで鮮烈に反射し、後代に語り継がれる作品になるのである。

AWARENESS

今上天皇陛下即位記念「鳳凰文大皿」献上
2020
東京に生まれる
1963
㈲根本硝子工芸入社
1983
日本伝統工芸武蔵野展 入選
1983
日本伝統工芸新作展 入選
1985
日本伝統工芸展 入選
1986
江戸切子新作展 実行委員長賞
1991
江戸切子新作展 理事長賞
1992
江戸切子新作展 理事長賞
1993
江戸切子新作展 理事長賞
2002
江戸切子新作展 江東区優良賞
2003
江東区優秀技術者認定
2004
経済産業大臣指定 伝統的工芸品 伝統工芸士に認定
2007
第8回伝統工芸士会 作品コンクール 関東伝統工芸士 会長賞
2008
第12回日本伝統工芸士会作品展(財)伝統工芸的工芸品産業進行協会 会長賞
2009
日本のカットガラスの美と伝統展 出展(町田市立博物館)
2011
日本ボタン大賞 優秀賞
2012
東京仕事プロジェクト 優秀賞
2016
第30回江戸切子新作展<銀座> 関東経済産業局長賞
2018
略歴
根本 達也
素材:クリスタル
調色:藍
採寸(約):dia. 450 mm
非売品
‐彩鳳舞丹霄‐
飾皿
今上天皇陛下即位記念 献上品